2014年10月17日

GTX980の新機能

今回は,GM204コアを採用する
「GeForce GTX 980」と「GeForce GTX 970」(以下順に,GTX 980,GTX 970)新機能から
「Dynamic Super Resolution」(ダイナミックスーパーレゾルーション,以下 DSR)と
「Multi Frame Anti-Aliasing」(マルチフレームアンチエイリアシング,以下 MFAA)について書いてみます。

詳しく詳細書いた記事はあるんですが

http://www.4gamer.net/games/274/G027467/20141005001/

専門用語が多くイマイチ解釈しにくいので、実際に使ってみて分かりやすくしてみます。

まずはDSRから

主にパソコンの24インチディスプレーやフルハイビジョンTVでゲームしている方で、1920×1080ドット解像度だと思いますが
DSRってのは、1920×1080モニターに、4k画質(3840×2160、ハイビジョンの4倍)のデータで映そうって物です

普通なら、モニターやグラボの画質設定の上限で1920×1080までのは、それ以上解像度上げられず頭打ちです
DSR設定すると、更に高画質の3840×2160まで選択できるようになります

SSを取り、DSR無効のと、DSR有効にしたので比較するとこうなります

ロチェスとへの道に入ったところから、赤枠の部分を拡大したところ
hEROES 2014-10-14 19-27-11-814s.jpg

左が今までの、                                右が設定をDRSのときです
DSR使用比較2.jpg
DSR使用比較.jpg

まあ、まともに4k画質になるわけではないんですが
3840×2160でゲームの画面を作り、そのデータを1920×1080にダウンさせて表示させる形です
そのため、草木など細く細かい描写がより正確な情報から、4分の1に落として表示させる為チラつき等低減されるそうです


図で表すとこんな感じ

高画質から低画質へ.jpg


ただし、このDSRには重大なデメリットがありますが
設定手順を踏まえてみて見ます

GeForceのグラボさしているPCなら、ディスクトップの右下のスタートアップ内に「NVIDIAコントロールパネル」があります

DSR設定変更1.jpg

変更の前に「解像度の変更」開いて、現在の設定確認してみてください
GTX980使ってるくらいなら、上限が解像度1920×1080までになってます、コレをまず確認。

DSR設定変更2.jpg

「3D設定の管理」内の「グローバル設定」に「DSR」がOFFになってます
コレをクリックすると最高3840×2160まで上られるように変更できます
変更したら、下の「適応」で設定変更を有効化してください

DSR設定変更3.jpg

設定変更後、再度、「解像度の変更」開いて見ると
3840×2160まで上られるように項目増えています、コレで4k画質の3840×2160に解像度上げられるようになりますが・・・。

DSR設定変更5.jpg

変更するとディスクトップ画面がこうなります

4kディスクトップ.jpg

そうです、DSRで3840×2160にすると、すべての解像度が1920×1080の4倍の面積になり、見た目が4分の1と小さくなります
マビノギ英雄伝のホームページが1画面に収まる広さですが、当然文字は4分の1サイズになり判別しにくいです

この画面からマビノギ英雄伝をスタート
最初はウィンドウモードになりますが、ソコからフルに切り替えてください

3D表示のゲーム画面そのものは普通に表示されますが
2D表示であるステータスやアイテム欄、チャットやHPバーなどはすべて1920×1080のときの
縦半分、横半分の面積だと4分の1表示です



実際のゲーム画面
4kゲーム画面.jpg

37インチフルハイビジョンTVに映してますが、チャットのフォントは最大にすればなんとか読めますが
左上のPTメンバーリストや、アイテム名は皆無、アイテムの個数、HPやスキルのCTなどはさすがに見えません

ちなみにチャットのフォントを最大にしても、実際に定規で測ったら3.3mmしかありませんでした。

最新の機能すぎて、マビノギ英雄伝どころか、従来のゲーム自体が4k環境化に対応しておらず
1920×1080以上の解像度で表示するとこうなってしまうんですよね

TV放送もアナログからデジタル化してフルハイビジョンは配信してるけど、4k配信はしてないし
世の中が4k基準で作り始めればその辺の問題もクリアするんでしょうけど
現時点では、チャット欄は拡大縮小は他のゲームでもありますが
キャラステータス窓や、アイテム欄を4倍拡大表示できるゲームなんて見たことないですからね



ゲームの負荷としてはどうかと言うと
さすがにFPSは下がるものの、この状態でも録画は可能です
10分くらいのレイド戦で3G以上と、1920×1080のときの約2倍になります



実際に負荷がどれくらいかかるか、録画してみました

録画時のマビノギ英雄伝の設定
アンチエイリアス設定をなしにしている理由はあとで説明します。
4k録画時設定.jpg

画面左のアフターバーナーでの表記説明
bandicam 2014-10-12 08-30-14-840ss.jpg

YouTube投稿です。
解像度はMAXでご視聴ください
解像度はMAXに.jpg

「注)投稿、録画テスト」部屋作り、出航前に趣旨説明してから
ラキオラでホストで4k画質で録画の耐久テストしてみました。

FPSは40前後を行き来している程度、グラボ稼働率も80%前後、CPU稼働率も余裕で、PTメンバー側でも快適だったようです
http://heroes.nexon.co.jp/community/broadcast_detail.aspx?no=259


さらに第2ラウンド
グラボの稼働率にまだ余裕があったので、現在最も重いレイドのひとつパンテウムで耐久テスト
http://heroes.nexon.co.jp/community/broadcast_detail.aspx?no=260


FPSは20前後まで下がるものの、特に問題なくプレーできました
1名ソフトウェア録画(ソフト名は不明)で同時録画されてましたが、そちらはFPS1桁まで下がってとか
他のメンバーの方は問題無しだそうで、4k画質で録画のわりに問題ないとは、やはりGTX980はかなり優秀ですね

今までソフトウェアのバンディカムで録画していたけど
ホストで録画したらホスト落ちしないか怖くてできなかったんですよね
特に録画先をSSDではなく、大容量のHDDにしていた場合
録画スタート時にHDD回転し始めの時コケテ回線切れとかありました
その場合は、戦闘前に保存先開いたりしてHDD回しておかないと、休止状態からアクセスだと危ないです






もう1つの新機能「MFAA」について

マビノギ英雄伝の画面設定にもあります「アンチエイリアス」ってのを
4倍設定にしても、2倍設定時の負荷でできるようにと、1段階低くてすむ負荷低減の機能です

ニコニコ大百科より説明
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9

「アンチエイリアス」は、その段差を「ぼかして」滑らかに見えるようにする機能です

人によっては「ぼわー」とした感じが嫌いで、キッチリクッキリ境が見えるほうがいいとかあるので、この辺は好みです
文字など見ると特に分かりますね

MFAA技術としては複雑ですが、まあその辺は置いておいていいですね

解像度1920×1080時のMFAA比較
なぜか、OFF時のなし設定のときが一番負荷かかるという謎仕様、グラボで負荷かかる人は2倍が一番軽いですね
MFAA比較.jpg


MFAAの機能は、実は先のDSRとは相性と言うか意味が無いものにもなります

DSRの4k解像度で、マビノギ英雄伝の画質設定でアンチエイリアスを段階的に変更してみました

アンチエイリアス無し
アンチエイリアス無し.jpg

アンチエイリアス2倍
アンチエイリアス2倍.jpg

アンチエイリアス4倍
アンチエイリアス4倍.jpg

アンチエイリアス8倍
アンチエイリアス8倍.jpg

グラボの負荷が段階ごとに約10%上っていきます、戦闘でもない波止場ですが高負荷だという事が分かります
4k解像度でPTメンバー側でクラーケン本体のときFPSも下がりました

画像をよく診てもらえるとわかりますが
アンチエイリアシングを変更しても斜めの描写に変化が見られません
おそらくDSRで3840×2160が現在最高画質の為、それ以上細かくできず、アンチエイリアシングでボカス意味がないと思います
そのため、DSR使用時はアンチエイリアシング負荷低減させるMFAAの機能は意味が無いですね


DSRは“軽い”ゲームで解像度4倍にと、もっと負荷がかかってもいい場合
MFAAは“重い”ゲームで解像度は1920×1080以下でアンチエイリアシングを使いたい時にって時です

ただ、この機能はGTX980、GTX970での機能ですから
1920×1080画質でMFAA使うほどの負荷かかる事態は少ないと思いますがね

少なくともシングルモニターではこんな感じですけど
2画面、4画面とマルチディスプレイとなるとMFAAが生きてくるかもしれませんね

まあ、じっくりとキャラのSS撮るならまだしも、戦闘中にそんな細かいところ気にするヒマはないし
ともかくラグも無く安定してプレーできるならソレが一番です

今回録画テストしましたが、予想以上にPTメンバー側に負荷がなかったのでソレが一番良かったことですかね
最初のラキオラで「ホスト落ち」と言う最悪の事態にならないか心配で、なかなか部屋作れませんでしたが
今回の検証で安心して部屋作れます

とはいえ、普段は「部屋があるところに入る」派なので、PTメンバー側ですから負荷の意味はないんですがね
マビノギ英雄伝ではどうしてもホストに依存してしまう為この辺はどうしようもないですけど
気が向いたら部屋立てますので、今回のPTメンバー側の状況がどうなのかって見てみたい方は
最近は結構暇してますの声掛けて下さい

最後になりましたが、負荷テスト参加の方々、落ちないかどうか心臓バクバクでしたが、久しぶりに楽しめました。
PT参加ありがとうございました。




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posted by あま茶 at 20:45 | Comment(4) | マビノギ英雄伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アンチエイリアシングの設定で軽くなったのは
英雄伝の設定から2xですか?グラボの設定で2xですか?
グラボだとしたらアンチエイリアシングトランスペアレンシーとアンチエイリアシング設定どっちですか?
Posted by 名無し at 2014年10月19日 11:30
NVIDIAコントロールパネル ⇒ 3D設定の管理 ⇒ グローバル設定 ⇒ アンチエイリアシング-FXAA
コレの「オン」「オフ」で、ほかはデフォルトのままと

マビノギ英雄伝内のオプション設定の
アンチエイリアス「なし」「2倍」「4倍」「8倍」の比較です

なぜかFXAAオフ、英雄伝内アンチエイリアス「なし」にするとグラボ稼働率34%と妙に負荷かかります

同条件で、GTX780挿してるPCでやってみたところ
無し〜8倍まで、22%前後と変化無し
GTX780にもFXAAの項目がありONにしても変化無し

GTX780本当に機能しているのか?
またはGTX980はドライバーがまだ不完全なのか?

どうにも結果がつかめない状況で
各自のPC下でアフターバーナー使って負荷確認したほうがいいかもしてませんね
Posted by あま茶 at 2014年10月19日 19:27
お疲れです。

新機能の試験して頂けるなんてビックリしました。
感謝です。

やはりDSRは負荷がかなり上がってしまうので、一概にいいとは言えないようですね。
残念ですが、これからの進化に期待って感じです。
MFAAは元から負荷の大きいゲームでないと意味ありませんね。。。

最近は、4KよりもWQHDの方が面白いのではと思い始めました。
Posted by マビノギ英雄伝最高 at 2014年10月26日 14:33
WQHDの方気になったので、実際のマビノギ英雄伝の見え方の比較画像並べてみました
Posted by あま茶 at 2014年10月27日 20:36
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